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私の受験をふり返って 2

343最近建て替えたようですが、キャピトル東急というホテルでアルバイトをしました。仕事はシュツワードと呼ばれている職種です。早い話が皿洗いと掃除です。作業服から靴まで支給され、給料も当時としては破格値でした。食事つきで、しかもその食事もおいしかったです。お風呂から仮眠施設までありました。仕事をして仮眠をとれば、何日もホテルから出ずに働き続けることができました。ホテル内はまるで要塞のようでした。またそのころは管理が甘くて、ホテルの厨房で作った残り物(料理)を、こっそりもって帰ることができました。ペストリー(お菓子をつくる厨房)に派遣された時は、クリームやケーキを持って帰って、彼女(今の妻)にあげると大変喜んだのを覚えています。

ホテルのアルバイトは時給はよかったですが、代わりの人がいくらでもいるので、私たちにたいする扱いは厳しかったです。仕事のできない人やモタモタしている人は、いじめられて辞めていきました。

ホテルでは毎日10時間以上必死なって働きました。その厳しい職場に比べ受験勉強のなんと楽しかったことでしょうか。アルバイトは一番底辺の仕事を担当します。アルバイトの地位は低く下働きですが、給料は高卒で入社したばかりの正社員よりも、ずっともらっていました。そのためもあって、高校を卒業したばかりの私よりずっと若い新入社員が、ストレスのはけ口として、アルバイトをいじめのてくることもありました。

そんな環境に比べて、受験勉強はどんなに楽しいことだったでしょうか。大学を目指すという夢があり。いじめもありません。うるさい上司もいません。自分と向き合ってがんばるだけでした。  (つづく)

 

 

 

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